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 国語をすっきりさせるためのブログ

 国語のチカラ VOL.10


10 「作文を考える」

 

今回は作文のお話です。

福岡県の公立高校の国語の入試問題では、

必ず作文が出題されます。

作文は苦手にしている人が多いと思いますので、

今回は高校入試の作文を中心にお話したいと思います。

 

 

「作文の書き方を教えて下さい!」

とよく言われます。

言われるたびに私は、

なんと返答しようか……と、なやんでしまいます。

返答になやんだ末に、

質問に質問を返すのはよくないことなのですが、

つい次のように言ってしまいます。

「あなたが聞きたいのは本当に作文の書き方ですか?」

「あなたが聞きたいのは、作文の考え方ではありませんか?」

 

 

作文をめぐる作業の大半は「考える」ことです。

「書く」という作業は、

「考える」という作業の結果です。

「考える」は過程、

「書く」は結果、と言っていいと思います。

結果はもちろん大事ですが、

勉強の途中にいるみなさんにとって、より大事なのは過程です。

作文が思うように書けない、という結果は、

考えるという過程に問題があるから、ではないでしょうか?

 

 

「いや、考えてますよ!」

と反論されることもあります。

その通り、何も考えていなければ、

作文という結果がココにあるわけがありません。

作文が苦手といっても、考えていないわけではありません。

問題は、考えた過程がココにないことなのです。

 

 

私は作文を書く時に、

「頭の中で考えるな! 紙の上で考えろ!」

と言います。

作文が上手にならない人の特徴として、

頭に浮かんだことを、浮かんだ順番に書く、

というのがあるからです。

 

 

残念なことに、

みなさんの頭は生まれつき論理的にはできていません。

論理的な脳をもって生まれてくる人はいません。

人は訓練によって論理的になるのです。

人は、文章を書く、文章を読むなどの訓練によって、

少しずつ論理的になっていくものなのです。

 

 

ですから、論理的になる訓練を積んでいない人が、

頭に浮かんだことを、浮かんだまま書いても、

論理的な文章にはなりません。

ではどうしたらよいか?

頭の中だけで考えると非論理的になるのですから、

頭の中だけで考えなければいいのです。

つまり、頭で考えたことを紙の上に移していけばいいのです。

 

 

頭に浮かんだことを書くのではなく、

考えたことを紙に書いて、整理して、順番をととのえて、

作文の設計図を書けばよいのです。

設計図と言ってもいいですし、

目次と言ってもいいと思いますが、

いずれにしろ、考えた過程を紙の上に移すことが重要なのです。

 

 

私は作文の添削をするときに、

「設計図のない作文は添削しません!」とあらかじめ宣言しています。

考えた過程である「設計図」もなしに、

結果である「作文」だけを見て、

ここがいい、ここが悪いと言っても、

あまり意味がないからです。

設計図があれば、過程がわかります。

どんな過程の結果、こうなったのかがよくわかります。

設計図があれば、次につながるアドバイスが可能なのです。

 

 

ですから、

まずあなたは、「設計図」の書き方を身につける必要があるのです。

設計図の書き方とはすなわち「考え方」です。

あなたが練習すべきことは、

頭に浮かんだことを書くことではないのです。

あなたが練習すべきことは、

頭の中で考えたことを紙の上に移すことであり、

設計図を書くことなのです。

つまり「考える」練習なのです。

 

 

今回は作文のはじめの話として、

「考える」ことの大切さについて書きました。

作文については、まだまだ大切なことがたくさんあります。

多くの人が作文についてカンチガイをしています。

そのカンチガイをこれからも一つ一つ書いていきます。

カンチガイから脱出して、

作文についてキチンと学習することができると、

国語のチカラそのものが上がって、

読解にも、記述式問題の解答にも、必ず良い影響が出てきます。

この良い影響は国語にとどまらず、

他の教科にも必ず広がっていきます。

 

 

「読む」ことと「書く」ことは一体です。

読めるようになれば書けるようになりますし、

書けるようになれば読めるようになります。

「書くチカラ」と「読むチカラ」がともに上がっていけば、

試験の形式がどう変わろうと、心配はいりません。

「作文」をキッカケにして、

自分の勉強を総合的に、大きくレベルアップさせることが可能なのです。

作文に習熟することで、

あなたの「考え方」が変わるからです。

あなたが論理的になるからです。

作文の勉強をしてはじめて、

「論理」というものが実感として分かるようになります。

ぜひ「論理」という最強のチカラを手に入れるために、

作文の勉強にはげんでください!



          
2019年10月8日  国語専任講師 宇田


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